【オフィス環境を整える】スタンディングワークとは
近年、長時間座りっぱなしのデスクワークによる健康リスクが懸念されています。
そこで、注目されているのが「スタンディングワーク」という働き方です。
座り作業の合間にスタンディングワークを取り入れることで、体への負担を軽減できます。
「スタンディングワーク」という言葉は聞いたことがあるけれど詳しい効果は知らない、効果的に取り入れるにはどうすれば良いのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
今回は、スタンディングワークの意味やメリット、スタンディングワークに適したデスクの選び方などについてご紹介します。
目次
1.スタンディングワークとは
2.スタンディングワークのメリット
3.スタンディングワークの効果的な取り入れ方
4.スタンディングデスク選びのポイント
5.おすすめのスタンディングデスク
6.まとめ
1.スタンディングワークとは
スタンディングワークとは、名前の通り、立った状態で仕事や作業を行う働き方です。
一般的にパソコンを使った仕事や作業は椅子に座って行いますが、長時間座り続けると、下半身の血流が悪くなったり、姿勢が崩れやすくなったりします。その結果、肩こりや腰痛など体の不調を引き起したりします。さらに、同じ姿勢が続くことで運動不足なり、集中力の低下や眠気を感じやすくなることがあります。
こうした健康リスクの増加や、業務効率の低下を防ぐ方法として、スタンディングワークが注目され、取り入れる企業が増えています。
2.スタンディングワークのメリット
スタンディングワークを取り入れることで、さまざまなメリットが期待できます。
①健康増進をサポートする
座ったままだと血流が悪くなり、背中などに疲労がたまります。特に肩こりは、座っている時間が長い人に多いことがコクヨの調査で明らかになっています。立ったり座ったりを交互に行うことで、身体にかかる重さを調節し、疲労した筋肉を休ませることができます。
②コミュニケーションを促進する
立って仕事をすると、座っている時と比べて、近くを通る人との目線が合いやすくなります。そのため、自然に気兼ねなく会話することができ、周囲の人々も立ち寄りやすくなります。
③業務の質が向上する
座り姿勢と立ち姿勢を切り替えることで、適度な気分転換ができ、集中力が持続しやすくなります。
また、昼食後の眠気防止にも役立ちます。さらに、立って仕事をすると短時間で集中して業務を処理しようとする意識が高まるので、時間効率の向上にもつながります。
3.スタンディングワークの効果的な取り入れ方
スタンディングワークを導入している企業でも、従業員が一日中立ったまま作業をしているわけではありません。長時間立ち続けることで足が疲れたり、かえって疲労が蓄積されて集中力が低下したりすることが考えらます。
そのため、座りっぱなしや立ちっぱなしなど、同じ姿勢を取り続けるのではなく、それぞれの姿勢をバランス良く交互に取ることが大切です。コクヨでは、1時間に15分程度のスタンディングワークを取り入れることを推奨しています。
4.スタンディングデスク選びのポイント
一般的なデスクは、座ったときの姿勢に合わせて高さが設定されています。そのため、スタンディングワークを行うには、立ち姿勢の高さにも対応できる「スタンディングデスク」の導入が欠かせません。ここでは、スタンディングデスクを選びのポイントをご紹介します。
①高さ調節機能付きのタイプを選ぶ
座った状態と立った状態のどちらにも対応できる、高さ調節機能付きのデスクがおすすめです。一人ひとりの身長に合わせて高さの調整を行えるため、適切な姿勢で作業を行えます。また、高さ調整の方法には、「電動式」と「手動式」があります。電動式は、ボタン一つで簡単に高さ調整ができ、細かな調整が可能なので、快適さや操作性を重視する場合におすすめです。
②高さの異なるテーブルを併用する
高さの異なるテーブルを併用する方法も効果的です。たとえば、一般的な座り作業用のテーブルは高さ720㎜ですが、コクヨでは立ち作業に適した高さ900㎜や1000㎜のハイテーブルもご用意しています。ハイテーブルにハイチェアを組み合わせて使えば、立ち作業の合間に座ることも可能です。
▲高さ720mmと900㎜を組み合わせたテーブル(写真左) ▲高さ1000㎜のテーブル(写真右)
5.おすすめのスタンディングデスク
スタンディングワークに適した、コクヨのおすすめデスクをご紹介します。
SEQUENCE(シークエンス)
SEQUENCE(シークエンス)は、用途に応じて機能を選べる電動昇降デスクです。高さは63~129cmまで調整可能で、スタンディングワークはもちろん、座り姿勢に合わせて天板の高さを細かく調節できるため、快適な作業環境をサポートします。
また、デスク天板の傾斜角度を調整できるタイプや、向かい合わせで使用できるタイプなど、デスクワークはもちろん、マネジメントやミーティングにも対応できる豊富なバリエーションを取り揃えています。
●スタンディングデスクの活用例
コクヨ北海道販売でも座りっぱなしを避けて健康的に働くため、スタンディングワークを取り入れています。
■執務エリア
執務エリアでは、一部のデスクに昇降デスクを取り入れています。立ったり座ったりすることで、作業内容に応じて姿勢を変え、長時間座り作業で疲れた筋肉をほぐすことができます。
■ミーティングエリア
ミーティングエリアには、あえて椅子を置かず、昇降テーブルを設置しています。立ちミーティングにすることで、参加人数に制限がなく、すばやく集まって打ち合わせを行うことができます。また、立つことで血流が改善し、脳の活性化にもつながります。
6.まとめ
スタンディングワークを取り入れることで、座りっぱなしのデスクワークによる健康リスクの増加や業務効率の低下を防ぐことができます。
コクヨ北海道販売のライブオフィスには、今回ご紹介したスタンディングデスク(昇降デスク/テーブル)をはじめ、座りっぱなしを防ぐさまざまな仕掛けが散りばめられています。
実際に見て、体感したいと感じていただけましたら、「EZONE」へお越しください。お問い合わせお待ちしております。
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