岩見沢市役所 新庁舎 様
- 業種
- 官公庁
- 従業員数
- 501〜1000人
市⺠が利⽤しやすく、時代の変化に柔軟に対応できる庁舎

昭和40年に建設された岩見沢市庁舎は、老朽化や利便性の問題など、さまざまな課題を抱えていました。そのため、市民が安心して利用できる庁舎を目指し、新庁舎の整備が進められました。新庁舎では、多様化する市民ニーズへの対応や、ユニバーサルデザインの導入に取り組んでいます。市民利用の多い窓口は1階に集約し、迷わず利用できるよう分かりやすい配置とし、プライバシーに配慮したレイアウトを採用しています。また、待合スペースも十分に確保し、市民サービスの向上が図られています。さらに、職員の執務室には、ユニバーサルレイアウトを導入し、業務効率の向上と部門を超えたコミュニケーションの活性化を促進しています。

待合スペース
待合スペースには、ユニバーサルデザインのロビーチェアを配置しています。
チェアの端には、背もたれのない多方向から座れるシートを設けており、ベビーカーや車いすを横付けしたまま一緒に座ることができます。また、座れる人数はそのままで通路幅を広くできるコンパクトな設計のため、ベビーカーや車いすも安心して通行できます。

受付カウンター
来庁者用の椅子には、杖を使用している方が横からスムーズに座れるよう、動作の妨げにならないコンパクトな肘掛け付きの椅子を設置しています。また、椅子の移動による転倒を避けるため、キャスターのないものを採用しています。

執務室
執務室は、間仕切りのないオープンフロアとし、部署に関わらずデスクを均一に配置する「ユニバーサルレイアウト」を採用しています。デスクの仕様を統一することで、スペースの効率化を図るとともに、将来的な組織変更があっても基本的なレイアウトを変更することなく、人や文書の移動のみで柔軟に対応できます。

多目的スペース
休憩スペースや市民ギャラリーとしての利用のほか、臨時的な窓口の開設にも対応できるよう多目的スペースを設けています。キャスター付きのテーブルと椅子、展示パネルを活用することで、用途に応じて自由にレイアウト変更できます。
担当 コクヨ北海道販売 営業:野村 藤本 設計:西田